握力の低下と指先のシビレ

大阪の夜は刺激的だった

大阪での勉強会で握力低下の女性、指先のシビレの女性がモデルとなった。
勉強会から約2ケ月、今日は50代の女性がほぼ同じ症状で来院された。
偶然なのかこういう現象はたまにあることで、「勉強したか?」と神様がお試になっていらっしゃる時だと理解している。時には同じような症状の患者さんが複数人続くこともある。

握力の低下は副交感神経の亢進や肩甲骨周りの筋肉の凝りからも発症することがある。
自分の指を握ってもらって握力の程度を知ってから、交感神経興奮の刺激をするも
あまり変わらず。
神経的なものより筋肉の方が感受性が高いと考え肩甲骨上部の筋肉をほぐした。
腕から肩回りの筋肉をほぐすとさらにさらに握力は回復し満足された。

指先のシビレは指の先から15滴前後の出血をさせる(刺絡療法)とその場でシビレ感は取れた。いつものように「どうして?」「なぜです?」の声が出る。

握力低下の施術は大阪での勉強会の内容をアレンジ、しびれは刺絡療法を取り入れて対応した。私は自分独自の治療法を作ったわけでもないし、無流派だから師匠のやり方にこだわるわけでもなく、先輩諸氏が生涯をかけて築き上げてくれた療法を、制限なしにいいとこ取りで使わせてもらっている。「使わせてもらいます。ありがとうございます」これだけは忘れずに念じながら・・・星の数ほどある●●療法の中から自分の身の丈に合ったものを使わせてもらう。目の前の患者さんの不調や苦痛が一刻も早く改善されることが最優先だと思うから。