副交感神経亢進患者さん急増

ウトロタウンのゴジラ岩

今年の夏は例年になく副交感神経亢進(アレルギー症状)の患者さんが多かったと感じている。身体のだるさ、頭痛、めまい、目の疲れ、鼻水、クシャミ、下痢症状、のどの不調、えへん虫、花粉症様症状・・・などなど。
気温の急激な変化や台風の発生、通過でさらに症状は重くなったようだ。
当院でも例年になく家庭治療用の「長生灸」の要望が多かった。
治療としては全身の過剰な緊張(肩こり、腰痛、ストレス)を軽減したうえで、H5F5の刺絡で副交感神経の亢進を抑制することがメインとなる。
ほとんどの場合はその場で笑顔が見られるのでお互いに楽しく治療させてもらっている。

気温の変化や台風まではコントロールできないが、早寝早起きなど毎日の生活リズムを変える努力を提案している。
早寝早起き!22時~2時の時間はベットに入って横になってほしい。
ベットの中ではスマホ禁止。
朝起きられなくてもカーテンを開けて朝の光を入れる。出来たら身体だけでも起こす。
運動をしようと言ってもなかなか? ラジオ体操だけでもやってみる。
昼間はとにかく体を動かそう。掃除、草取り、散歩・・・なんでもいいから動け!
食事は30回以上噛む!
胸を開いて大きく呼吸しよう。
変調を感じたら H5F5のお灸!   で、どうしてもだめだったら予約して!!

2割ほどの人からSOSの電話がきた。患者さんの努力以上に自然界の異常が強かったのか?
この不調を乗り切る術を探求しなくては・・・
  

夏休み 5日目

霧の摩周湖(2日連続で霧、霧、霧)
コタンアイヌ民族資料館

川湯温泉を早朝に出発して摩周湖に向かうもまたまた霧で湖面がわずかに見えただけ。
よほど嫌われたのだとあきらめて屈斜路湖畔のアイヌ民族資料館に向かう。
ウポポイと同じくらいの資料がありながらもちょっと寂しいかな?観光ルートから外れているせいか?貴重な民俗資料の活用を願うばかりだ。

最後の景勝地美幌峠を目指して山道に入る。緑が一杯で暑いけど北海道だなと思わせる景色が続く。 ぐるっとパノラマ美幌峠という道の駅がオープンしていて展望も最高!
北海道最後の景色として申し分なし!食べて飲んで時間までゆっくりした。
あとは女満別空港を目指して山を下りるだけ!    楽しい夏休みだった!!

美幌峠の展望台から屈斜路湖を望む

夏休み 4日目

知床旅情の碑
オシンコシンの滝

8/22 4日目朝早く知床峠に向かうも、峠の直前で霧が出て全く見えず。しばらく待つも霧が晴れる気配全くなし。知床連山を見たくて上がってきたが泣く泣く下山―
知床自然センターで山を見ながら晴れるのを待つが、山の天気は笑ってくれない。

気を取り直して知床5湖へ向かう。今日も蒸してきたが地上の天気だけはいいようだ。
木の橋道を歩きながら、改めて雄大さに感動。行きかう人からは中国語が多く聞かれる。
ウトロタウンに帰り、オロンコ岩、ゴジラ岩などを回り海鮮のお昼で舌鼓!

今夜は川湯温泉の強酸性湯に入りたいので早めに向かうことにする。天気が良ければ摩周湖を見たいと思うのだが・・・結果こちらも霧で何も見えず。
霧の摩周湖とはよく言ったものだ。布施明が歌い過ぎたのだなぁ!

夏休み3日目

丘珠空港から女満別空港へ
見るのはいいけど入っちゃあいけねえよ!

天に続く道!
ウトロの夕陽…感動した!

8/21 丘珠空港から女満別空港へ。
でっかいどーの地上図を上から見ながら、久しぶりにプロペラ機で移動。
レンタカーを借りて網走から斜里を通ってウトロ温泉へ移動。
真っすぐな道、だだっ広い湿原、オホーツクの海・・・ドライブしてるなぁ
と気持ちがいい。
夕陽に間に合うようにウトロへ入る。高台のホテルからは真っ赤に染めた景色が広がる。
ただ見てるだけで・・・満足なり。温泉もいい。程よい疲れ。ビールがうまい!

今年の夏休み

長野でも見れるのにわざわざ札幌まで?

涼しさを期待して札幌へ夏休みに!
8/19から38度の名古屋から27度の北海道へ行ったのですが、こんなに暑くなるのは異常だとのこと。蒸し暑さには慣れているつもりでも今度の札幌は負けずと蒸した。

大倉山へ出かけ山頂から札幌の街を見下ろして楽しんできた。
北大キャンパスまで足を延ばしポプラ並木を見た。が、やはり秋の黄金色の方が印象的だろう。夏休みと日曜日が重なって学生はほぼ見えない状況でした。
大通り公園、二条市場、狸小路とめぐってうまいもの食べて 、飲んでいい気持ちになって息子のマンションへ。明日からのツアーに備えた。

ぎっくり腰の後の背中の張り

久しぶりの松本城(5年8月5日)

50才前半の男性。先月ぎっくり腰を治療し調子よく仕事に出ていたが、1週間ほど前からまた前回と同じようなイやな張りを感じると来院された。腰の鈍痛と背中の張りを言われる。
この辺がぼんやりと痛む・・・には自律神経のアンバランスが思い当たるが、酷暑の下での仕事の内容を考えると筋肉の疲れの方が気になる。

背中の張りや痛みの井穴刺絡をするが全く変化なし。
最近の勉強会で「身体の不調は、関節→筋肉→神経の順に考える」と教わった。その順番でまずは骨盤、肋骨、脊柱を整え、次に筋肉で特にアキレス腱、脛、ふくらはぎ、大腿の内側外側を解すようにした。
この時点で腰の感じは改善し背中の張りが少し残っているかなぁ程度になった。触った感じも肩背中全般にやや張りがあるように感じる。うつ伏せで背中全体に吸い玉をかけた。軽めの圧で3分間、本人もほぐれたのがわかるほどに改善した。
最後に猛暑で心臓の負担も大きいと思いH3の刺絡をして終了した。
この暑さの下での作業は筋肉も内臓も相当なダメージを受けそうだ。
早めの用心で大事に至りませんように!

手首の手術痕が痛い

愛西市は恒例の蓮見の会でした

70代の女性です。
手首を複雑骨折してプレートを入れる手術をした。今月に入りリハビリに通いだした。
手をつくと手掌側が痛く力が入らない。また手首を回すと小指側が痛い。

動きを確認して、H2,H3,H4の刺絡をする。痛みは10→3ぐらいになった。
痛い方の前腕の筋肉が硬くなっているし肩甲間部の筋肉も硬く肩こりもひどい。
特に前腕の筋肉を骨から剥がし肩甲下筋、大・小胸筋、大・小菱形筋を剥がすと更に改善したここまででほとんど痛みは改善した。
最後に動きの悪いところ、圧痛のあるところを調べて、手首、肘周りへ円皮針5枚位を貼と、「腕が軽くなって手首がよく回ります。痛みは消えました」という。
痛みが怖くてリハビリもあまり行きたくなかったがこれなら大丈夫、しっかり通って早く良くなおしますと喜んでおられた。
「苦しんでいる目の前の痛み」をとることを最優先すべきだとつくづく思うこの頃です。



つまずき易い、足が挙がらない

暑くなってきたが花は元気で羨ましい

最近よくつまずくようになった。と70代の女性です。
外でも中でもちょっとした段差が怖い。
膝が挙がらなくなってきたような気がするといいます。

腰も肩も気にならないが膝がねぇと言われる。測定すると結構な肩こりや胃腸の不調が見えるがまずは主訴の膝から。
足の指、足首の圧痛点を見ると甲に3点強圧痛点が出た、が押えて膝を上げてもらうも変化は感じられない。
膝裏と前を通る経絡の刺絡をするとやや軽くなったようだ。
大腿部から鼠径部にかけての筋肉は飛び上がるくらい痛く凝っている。
大腿直筋を中心に鼠径部まで手技でゆるめたあと激痛箇所に円皮針を貼る。
膝を上げる動作は胸の筋肉を使うので大胸筋小胸筋を剥がすようにゆるめる。
ここまでやると自分の足でないように軽いし、膝も上げ易いようだという。
膝を上げる動作は大体の前の筋肉と胸の筋肉がしっかり動いてできるものと改めて認識した。

我慢し過ぎの膝痛

初めて咲いたハイビスカス

70代後半のご婦人です。
若いときから何事にも一生懸命、人一倍の頑張り屋さんでした。
膝が痛くての来院ですが、調べていくと昔捻挫した足首が一番の原因のようです。
相当痛かったが医者にもいかずに我慢していた。そのうち治るだろうと思っていた。
痛い姿勢で圧痛点に円皮針を貼り刺絡をして歩けるようにはなりました。


若いときの捻挫が原因と言っても納得できません。
でも話していくうちに自分のことは顧みずに働いて働いての毎日だった。
もう少し自分を大事にしておけば良かったのにねぇ
そんな心境になりました。
でも今の年配の先輩諸氏はそれが当たり前の時代だったかも?
こんなに繁栄させてくれて本当にありがとうと頭が下がります。

起床時の一瞬だけ腕が痛い

 

台風が来た時から始まったようだが、朝の起床時に両腕の外側がいたむ。
動き出せば何ともないのだが朝一番のこの痛さを何とかしてほしい!と。
肩も凝っていて両腕の挙上も頭の前後屈も回旋もひきつりや痛みが出る。
筋肉も自律神経も影響していると思われるが、今現在は全く症状がない。

こういう時は帰ってもらいなさい!とむかし先輩に教わった。
痛みや可動域制限など不調が出てないときはそれを改善するすべがないからだ、という教え。
しかし今日の患者さんは遠くからわざわざお越しいただいていて、何らかの治療で楽になりたいと訴えている。
治療しても効果があったかどうか明日の朝にならないとわからないことを患者さんによく話して、良導絡の測定結果をもとに治療することにした。

肩回りの筋肉の緊張と胃腸の不調。副交感神経の緊張。呼吸が浅いなどの所見が出たので、それに基いて治療に入った。
最後に副交感神経の亢進を抑えるH5F5で終了したが明日の朝が楽しみだ。